仕事

働きたいママ必見!「主婦(夫)歓迎なのに雇ってもらえない」求人広告の落とし穴

子供がある程度大きくなると、働きたいママも多いでしょう。子供が大きくなるにつれて、教育費などもかかります。子供が「やりたい」と思うことを可能な限り、やらせてあげたいですよね。

しかし、主婦の仕事探しは簡単ではありません。私は、結婚前に求人広告を作成する仕事をしていました。その経験からいうと「主婦(夫)歓迎!」と謳っている広告にはある落とし穴があるのです。

「どんな仕事をしようかな?」と求人広告を眺めているママに向けて、仕事の探し方について紹介していきます。

「主婦(夫)歓迎!」とは?

ArtsyBee / Pixabay

「主婦(夫)歓迎!」とは、もちろん主婦(夫)に働いて欲しいという求人ですが、主婦であれば誰でも採用されるというわけではありません。「主婦(夫)歓迎!」には、どのような意図があるのかを説明してきます。

平日の昼間に働ける人がターゲット

「主婦(夫)歓迎!」「フリーター歓迎!」「学生歓迎!」など、求人広告では欲しい人材に合わせて表記を変えています。

「学生歓迎!」・・・土日や夜のアルバイトが欲しい

「フリーター歓迎!」・・・平日土日、昼夜を問わず働ける人材が欲しい

「主婦(夫)歓迎!」・・・平日の昼間のパートが欲しい

という形でおおまかに住み分けがされています。

つまり、「主婦(夫)歓迎!」と書いてあるからといって、必ずしも主婦が採用されるとは限らないのです。主婦であっても、「土日しか働けない」という人は「主婦(夫)歓迎!」のターゲットから外れてしまう可能性が高くなります。

主婦の経験を活かした仕事の募集であれば別ですが、多くの場合、「主婦(夫)歓迎!」表記の意図に、「平日の昼間に働いてくれるパートさんが欲しい」ということがあると覚えておく必要があります。

急な休みや早退・遅刻に理解がない場合もある

先ほど述べたとおり、「主婦(夫)歓迎!」には「平日の昼間のパートが欲しい」という募集企業の思いがあります。

そのため、急な休みは困るという店舗や会社もあるのです。急な休みや子供の行事が多いと、その度に誰か代わりに出勤することになります。その調整が難しい場合、小さな子供がいる主婦は雇いにくいと考えてしまうのです。

子供の手が離れた主婦(夫)を求めている

「じゃあ一体どんな主婦(夫)が歓迎されているの?」と思う人も多いでしょう。それは、平日の昼間に安定的に働ける子供の手が離れた主婦(夫)です。

子供が高校生や大学生になれば、そう頻繁に風邪をひくこともなく、幼稚園に比べると親が参加する行事も少なくなります。

働ける時間も長くなるので、子供の手が離れた主婦を求めている企業も多いのです。

小さな子供がいても働ける求人の特徴

nastya_gepp / Pixabay

小さな子供がいるからといって働くことを諦める必要はありません。小さな子供がいても働ける仕事の特徴を紹介します。

託児所がある

「託児所完備!」とあれば、子供を預ける体制が整っているということです。また、小さな子供に関しても理解があるという点が嬉しいですよね。

しかし、託児所がある求人は数が少ないという現実もあります。

シフト調整や急な休みもOKと書いてある

求人の説明文に、「シフト調整可能」「急な休みもOK」とあれば、ある程度融通がきく職場だと考えられます。

「子育てママ活躍中!」という表記も併せて記載されていれば、小さな子供がいる主婦も働きやすいでしょう。

職場の人数が多い

職場の人数が多いほうが休みに寛容である傾向があります。シフト制かつ数人で職場を回している場合は、1人が抜けると代理を見つけるのが大変です。そのため、同じ業務を行う人数が多い場合、子育てママの急な休みを考慮してくれる場合があるのです。

しかし、職場の人数が多いからといって、必ずしも休みやすいというわけではありません。その人数が、その職場を回す最低限度の人数かもしれません。そのあたりは、職場に問い合わせてみる必要があります。

在宅で働ける

在宅ワークであれば、通勤の必要もなく、好きな時間に働けます。子供が熱を出して幼稚園をお休みしても、子供が寝たあとに、できなかった仕事をすることができます。

在宅ワークにはいろいろな種類があり、なかには職場が自宅になっただけで時間の縛りがある求人もあります。完全出来高制の仕事のほうが、急な休みがあったときの帳尻も合わせやすく、無理なく働けるでしょう。

「20代活躍中!」に30代が応募するのはアリ?

geralt / Pixabay

「主婦(夫)歓迎!」と同じくらい「20代活躍中!」「40代活躍中!」という表記もみかけますよね。

主婦といっても年齢もさまざまです。「20代活躍中ってことは30代が応募してはいけないという訳ではないよね?」と思うかもしれません。

しかし、「20代活躍中!」の意図としては「20代が欲しい」ということになります。実は、法律で年齢や男女を特定して募集することは禁じられています。そのため、「20代募集」や「20代歓迎」とは、書きたくても書けないのです。

男女の募集も同じです。「女性歓迎!」とは基本的に書けません。(ポジティブアクションという女性を積極的に採用する制度という例外があります)

このように、表立って「20代募集!」や「女性募集!」と書けないため、「活躍中」という表記にしているに過ぎないのです。

つまり、「20代活躍中!」=「20代が欲しい!」ということになるので、自分の年齢にあった求人を選んだほうが採用されやすくなります。

まとめ

「主婦(夫)歓迎!」とは、急な休みが少なく、平日の昼間に働ける主婦を求めているケースが多いです。この言葉だけで判断せず、店舗や会社の待遇面や職場環境などの情報を見て、働きやすいかどうか考えてみましょう!

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